EXPO2025 PR

万博は終わらない――「ミャクミャク大学」構想が描く、夢洲の新しい未来

万博 ミャクミャク大学構想 夢洲 未来 レガシー
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

Beauty that turns up like a whisper in the drizzle — soft, sudden, and gone before you catch it.

”霧雨の中のささやきのように現れる美しさ”

2025年10月13日、大阪・関西万博が幕を閉じました。
184日間、2500万人以上が訪れたこの壮大な祭典は、単なる展示会の枠には収まりませんでした。

それは「いのち輝く未来社会のデザイン」という理念のもと、持続可能な未来への道筋を示すとてもステキな試み。

閉幕後、万博ロスの悲しい声を聞かない日がありません。

そして、間違いなくこの万博の主役の一角である大屋根リングは「未来の社会を形作る」という万博のテーマの象徴、みんなの想いと技術の結晶ともいえる存在です。

大屋根リングは、2023年の4月13日に起工式を行い、コツコツと建造されました。

2年もかけてやっと作ったものを、わずか半年の会期で解体しようとするというのは、やはりあんまりだと思います。

このブログ執筆時点では、公式には大屋根リング全周2kmの内、200mのみ保存する方向と発表されています。

十分の一だけ保存するのでなく、全部そのまま保存してほしい。
太陽の塔が55年を経た今もそのまま地球を見守っているように。
解体予定だったフランスのエッフェル塔が今も美しく保存されているように。

会場内の芸術的な建造物も解体せずにできる限り保存してほしいし、ミャクミャクやコミャクたちも、まだまだ現状維持のまま、ここで人々と交流したいと思っているのではないでしょうか。

そこで、私がずっと心に思い描いていたことを「ミャクミャク大学」プロジェクトとして、今回ブログにしました。

万博ロスを吹き飛ばすべく、早速参りましょう!

♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰⋱✮⋰⋱

FYI

万博が遺したもの

万博の真価は、閉幕後にこそ問われます。

あの凄すぎる会場を、あの命あふれるエネルギーを、あの煌めく希望を――どう残すのか。
どう次世代、未来の子どもたちへ引き継ぐのか。

現在、跡地活用の案としてホテル・リゾート、F1サーキットなどが挙がっています。
それぞれに意義はあるでしょう。

しかし、私の提案はそれらと対立しないのです。

  • IRやテーマパークの隣で、異なる価値を提供する場として共存
  • 夢洲全体が「遊ぶ場所」「学ぶ場所」「投資する場所」「暮らす場所」が混在する、多様性に富んだ未来都市

もちろん大屋根リングも、引き続きシンボルとして活用できます。
あの美しい建造物を、モニュメントにとどまらず、機能する学びの空間として再生させるのです。

単なるアミューズメント施設やリゾートホテルに変えてしまうのは、あまりにも、あまりにも!
もったいないことです。

いや、それだけではきっと、「いのち輝く未来社会を作る」という万博の理念を裏切ることになりかねません。

万博跡地のすぐ近くには、すでにUSJがあります。
隣にはIRリゾートも建設中です。
これ以上、純粋なアミューズメント施設を増やす必要があるでしょうか?

♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰⋱✮⋰⋱

そうだ、「ミャクミャク大学」行こう!

アミューズメントを否定するわけではありません。
でも必要なのは、万博会場をそのまま活かした、楽しさと学びが融合した場所です。

ミャクミャク大学」!!
この構想が、万博が掲げたSDGsの理念を、閉幕後も生き続けさせるための答えです。

ここは従来の一般的な大学ではありません。
年齢も国籍も職業も問わず、老若男女、小さな子どもからお年寄りまで、誰もが学べる開かれた学びの拠点です。

何を学ぶのか?

知識だけでなく、実際の行動、そして経験が大切です。

  • SDGsの実践知: 環境、エネルギー、食、医療、福祉、教育――17のゴールすべてを、体験を通じて学びます
  • 社会を支える仕事の再評価: 介護、建設、製造など、社会の基盤を支える職業を「未来のコア産業」として位置づけ、実践的な教育プログラムを提供します
  • 国際的な共創: 外国人と日本人が言語の壁を超えて共に学び、行動し、協力して多文化が交わる技術・思想の実験場へと発展させます

どう学ぶのか?

ミャクミャク大学は、静かな教室だけで完結しません。

  • 平日: 各国のパビリオンを耐久性を高めて改装した学習施設で、ワークショップや講座を開催。AI・ロボット技術と人間の協働を学ぶラボ、循環型農業の実習フィールド、再生可能エネルギーの体験施設などを設けます
  • 週末: 国際的なクラブイベント、音楽ライブ、アート展示、各国のお祭りを開催。学びとエンターテインメントが自然に溶け合う空間になります

たとえば万博の西の果てにあったフューチャーライフヴィレッジでは、「ミライ未来ソーダ」というSDGsの学びイベントを毎日のようにやっていました。

万博のあのワクワクする高揚感、あの多様性、あの「未来がここにある」という感覚を、日常に組み込むのです。

あの美しい構造を、単なるモニュメントではなく、機能する学びの空間として再生させるのです。

会場を残したい人々の願いに応える

なんだかんだで、矢の如く過ぎ去った半年。

「もう閉幕するなんて悲しい、残念」
「ヨヤクナシデモ、ナラビスギテ、ツカレタヨ」
「せっかく作ったのに半年で解体するのはもったいない」

万博が好きでしかたがない人、会場の保存を望む人は非常に多くいらっしゃいます。

あの大屋根リング、いのちパークのミスト、アオの噴水ショー、ユニークな建築物、各国のパビリオン、ミャクミャクのいたあの場所、自然と技術の調和――すべてに思い出がたっぷり!詰まっています。

ミャクミャク大学の構想は、会場を単に保存するのではなく、「生きた形で活用する」提案です。

  • 主要パビリオンは耐久性向上で改装され、学習・展示・交流施設として機能し続ける
  • ミャクミャクは大学のシンボルキャラクターとして、あの愛らしい姿のまま残る
  • 会場全体が「エンタメ要素のある社会実験都市(Social Lab City)」として、常に進化し続ける

万博を博物館のようにするのではありません。
万博を未来への入口として開き続けるのです。

♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰⋱✮⋰⋱

奇しくも万博イヤー2025年に公開された意義深い映画「遠い山なみの光」

大屋根リングで美しい夕日と海を眺めながら、男性が連れの女性に話しかけていた。

「京都大学の山極先生も保存を訴えているそうです。エッフェル塔や太陽の塔のように、未来に残すべきレガシーだと」

「そうね、エッフェル塔も最初は20年で解体される予定だったのよね。でも、今ではパリの唯一無二のシンボルになってる」

新しい資本主義と「共感投資」の時代

この構想をさらに力強くするのが、新しい形の資本主義のビジョン。

従来の「再分配を強化する」というアプローチには限界があります。
それは「与える側」と「与えられる側」の溝を深め、後者から誇りを奪いかねません。

必要なのは、がんばっているのに儲かっていない人を、儲かるようにするという発想の転換です。

施しではなく参加の機会を。
与えられる側ではなく、共創する側へ。

超富裕層の新しい役割

最近の日本には、グローバルな視野と資本力を持つ起業家や投資家が増えています。

例えば:

  • 前澤友作氏のカブアンド社が提唱する「国民総株主」構想――共感と参加を資本として価値化し、70万人の株主を生み出した
  • 孫正義氏のビジョンファンドに代表される、テクノロジーと社会変革への大規模投資
  • 三木谷浩史氏のような、教育・医療・地域活性化への継続的なコミットメント

こうした方々が、もし万博レガシーという「社会実験」に参画されたら――それは単なる寄付ではなく、未来への投資として、計り知れない影響力を持つでしょう。

ミャクミャク大学が実現する新しいエコシステム

ミャクミャク大学は、この理念と完璧に融合します:

  • 共感投資モデル: 国民が「株主」として参加できる仕組み。富裕層も一般市民も、同じテーブルで未来を共創します
  • 社会的職業の再評価: 介護、建設、製造など、社会を支える仕事に就く人々が正当に評価され、尊敬される場になります
  • 当事者意識の醸成: 学ぶ人、働く人、投資する人、訪れる人――すべてがこの未来の当事者になります

資金負担への現実的な解決策

関西経済連合会の松本正義会長は「みんな疲れている」と、資金負担の限界を率直に語られました。これは極めて重要な指摘です。

しかし、ここで発想を転換:

  • 一部の企業や行政だけが負担するのではなく、多層的な投資モデルを構築します
  • 超富裕層による戦略的投資、企業のESG投資、クラウドファンディング、そして国民一人ひとりの小さな参加――これらが重層的に組み合わさります
  • 週末イベントの収益、企業研修プログラム、国際教育プログラムなどで自律的に収益を生む構造を創ります

「お金がかかるから無理」ではなく、「お金が回る仕組みを創る」のです。

♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰⋱✮⋰⋱

The Expo’s closed, yes—but its soul needn’t follow suit.

Kansai business leaders are quite right to call for a museum. Sensible, that. But why stop there? A museum preserves the past; what we need is something that builds the future.

Myaku-Myaku University answers that call rather beautifully. Not a static memorial, but a living institution where SDGs aren’t merely commemorated but practised.

Now, about funding—fair point, everyone’s rather exhausted. But here’s where it gets interesting: imagine if Japan’s most visionary entrepreneurs and investors—the Maezawas, the Sons, the Mikitanis—saw this not as charity, but as a strategic investment in societal transformation. Combine that with empathy-driven crowdfunding, ESG capital, and revenue from international programmes. Make it economically viable, not just noble.

Maezawa’s Kabu&Co., for instance, demonstrates precisely this ethos: turning 700,000 ordinary citizens into shareholders, democratising capital itself. That’s the spirit we need here—not redistribution, but participation. Not giving people fish, but inviting them to own the pond.

Let Yumeshima become a proper city: places to play, places to learn, places to invest, places to live. The Grand Ring remains not as a relic, but as a working symbol.

Showa 100. Eighty years of peace. The 50-50 year. This wasn’t coincidence—it was destiny posing a question: What will you do with this moment?

Don’t archive the Expo. Continue it. Let Myaku-Myaku University prove the spirit endures.

The Expo hasn’t ended. It’s simply becoming something rather more permanent.

And that, I’d say, is worth the effort.

昭和100年、戦後80年、節目の年に

実は、今年は象徴的な年です。
昭和100年。
戦後80年間の平和。
さらに、前澤友作氏をはじめとする、昭和50年生まれが50歳になる50-50の年。※

そしてこの年に、日本の大阪で、55年ぶりに万博が開かれました。

これは単なる偶然なのでしょうか。
もはや運命としか言いようがありません。

この節目の年に始まった万博を、単なる「終わったコンテンツ(オワコン)」にしてはいけません。
次の10年、次の50年、次の80年、次の100年に向けたにしなければなりません。

未来の子どもたちが、平和に、幸せに、誇りを持って生きていける地球であってほしい。

地球温暖化や戦争、暴力のない安心・安全に暮らしていける世界。

そのためにいま、私たちができることは何か。

その答えが、ミャクミャク大学なのです。

ミャクミャクの好きな言葉、あるいは座右の銘というのは、「SDGs」そのものかもしれませんね。
きっとそうだと思います。

♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰⋱✮⋰⋱

EXPO ETERNAL ― 万博遺産活用ロードマップ


〜拡大より、洗練を。持続する知の庭としての大阪万博〜

【第1期:準備と理念の定着(2025〜2026)】

目的: 万博閉幕を“終わり”ではなく、“はじまり”に変える

  • 万博の建築・展示物・インフラをそのまま「知のフィールド」として保全
  • 会場全体を「EXPO ETERNAL構想推進機構(仮称)」の管理下へ
  • 国内外の大学・企業・財団と連携協定を締結
  • 「ミャクミャク大学」構想を文化庁・文科省と協議し、社会教育施設として登録を目指す

🔹キーワード: “保存”ではなく“継承”
万博の建物をただ残すのではなく、「学び」と「創造」の場として再生する


【第2期:ミャクミャク大学としての開学(2026〜2030)】

目的: 誰もが平等にアクセスできる“市民の知のキャンパス”を創出

  • 万博跡地を「ミャクミャク大学」として段階的に開放
  • 学位を授与する教育機関ではなく、誰でも参加できる“自由大学”スタイル
  • 主な活動分野:
    • サステナブル技術・平和学・地域再生
    • 芸術・音楽・建築・哲学
    • 国際協力・AI・バイオエシックス(Bioethics、生命倫理)
  • 週末や祝日は「地球文化祭」や「地域共創フェス」としてオールナイトで一般公開

🔹財源モデル:

  • 前澤友作氏をはじめとする富裕層・財団からの長期出資
  • 国際クラウドファンディング(「1人1ドルで未来を創る」運動)
  • 万博遺産NFT・メタバースキャンパスによる収益化

【第3期:知のネットワーク化(2030〜2035)】

目的: 万博の理念を、地球規模の知の循環へと昇華させる

  • 海外拠点(EXPO ETERNAL Satellite)をLA・ロンドン・パラオ・ナウル・ニュージーランドなどグローバルに展開
  • 各国の若者や研究者が年次で大阪に滞在・発表する国際フェロー制度
  • 日本発の「持続可能な学びの博覧会」として、再び世界博覧会の新モデルへ

🔹長期目標:
「EXPO 2025 Osaka, Kansai, Japan」は、
終わらない博覧会として歴史に刻まれる


Imagine, if you will, that the Expo does not fade into memory,
but matures — gracefully — into something finer.

From grand exhibition to enduring academy,
from fleeting wonder to a sanctuary of wisdom:
The Myakumyaku University of EXPO ETERNAL.

No longer about scale, but about soul.
A campus where art meets ethics, where technology kneels before humanity,
and where refinement, not expansion, becomes Japan’s new emblem of progress.

For when the world looks back, it may not recall the pavilions or the fireworks,
but rather the quiet brilliance of a nation that chose to keep learning,
even after the applause had faded.

♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰⋱✮⋰⋱

おわりに:万博は続く

万博は閉幕しました(号泣)。
しかし、万博の精神は終わりません。

人々の心の中で、永遠に留まり、成長し続けることでしょう。

ミャクミャク大学は、その精神を形にする試みです。

万博は未来に対する実験とも表現されましたが、ここならば無期限に続けることができます。
つまり、可能性が無限大。

学びと遊びが交わる場所。
誰もが尊重され、誰もが参加できる場所。
そして何より、未来を自分たちの手で創るという希望を、日常の中で実感できる場所です。

うちの子も会期中の万博に行きましたが、人が多すぎて目的のパビリオンすら入れず(最終的に人酔いで疲労困憊の帰宅)、まだまだ遊び足りない、学び足りないと言っていました。

万博を心から愛したあなた、会場を絶対に残したいと願う皆さん――その想いは、決して無駄になりません。

夢洲は、これから新しい章を迎えます。
煌めくエンターテインメントの隣で、しかしそれとは明らかに異なる輝きを放ちながら。

このブログの想いが然るべき人の心へ届けば、絶対に万博は終わりません。

ミャクミャク大学として、永遠に。

♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰⋱✮⋰⋱

“The true grandeur of a nation lies not in its towers or trade,
but in the wisdom it chooses to preserve.”

The Expo need not vanish like a summer fair.
It can evolve — gracefully — into a sanctuary of learning,
a place where nations meet not to compete, but to understand.
Let EXPO be remembered not for what it built and dismantled,
but for what it continued — a living symphony of ideas,
an eternal heartbeat of humanity: EXPO ETERNAL.

※MLBドジャースの大谷翔平選手が2024年に走打(盗塁&ホームラン)で50-50、2025年に育児も頑張りながら投打二刀流で50-50(奪三振&ホームラン)を達成しました⚾️🍼🏆️すごすぎ🌠


Summary:

EXPO ETERNAL: How Myaku-Myaku University Keeps the Spirit Alive

The Expo’s closed, yes—but its soul needn’t follow suit.

What’s proposed here is rather elegant, actually: transform the site into Myaku-Myaku University, a living legacy where SDGs aren’t merely discussed but practised. No more theme parks—we’ve plenty of those nearby. Instead, a place where learning meets joy, where care workers and builders are rightly honoured, where weekends pulse with international music and art, and where ordinary citizens can invest—literally—in a better future.

This year—Showa 100, eighty years of peace, the 50-50 convergence—wasn’t coincidence. It was destiny asking us a question: What will you do with this moment?

The answer: don’t preserve the Expo as a museum. Keep it alive. Let the pavilions become classrooms, laboratories, gathering spaces. Let Myaku-Myaku remain, not as nostalgia, but as a beacon. And let the whole site become what it was always meant to be—a place where the future isn’t merely imagined, but built, together, by all of us.

The Expo hasn’t ended. It’s simply changed form.

And that, I’d say, is rather worth celebrating.

♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰⋱✮⋰⋱

見るとなぜか涙が止まらないYouTube動画↓

夢洲大阪・関西万博会場建設編(2023 to 2025)

最後までお読みいただきありがとうございました。