美しい島国パラオをご存知ですか?
7/9は、Constitution Dayというパラオの祝日です。
日本でいうと憲法記念日にあたる祝日ですね。
2023年は当日が日曜日にあたったので、翌日が振替休日(Day off for Constitution Day)になりました。
パラオの憲法は1981年に制定され、民主主義と環境保護の価値を高く掲げています。
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パラオの憲法記念日には、何をしよう?
パラオのConstitution Dayには、どんなことをすればいいだろう?
このブログでははいくつかのアイデアをご紹介したいと思います。
パラオの歴史や文化について学ぶ。
パラオには古くから伝わる伝統や言語があり、憲法にもパラオのアイデンティティが反映されています。
パラオの博物館や図書館を訪れたり、先祖の話を聞いたりして、パラオのルーツを感じてみましょう。
また現地を訪れた際は、できる限り地元のパラオ人のみなさんと楽しくコミュニケーションをとってみてください。
パラオには日本語由来の言葉もたくさんあり、高齢のパラオ人には日本語が堪能な人もいます。
きっと学びの多い、刺激的な体験ができるはず!
パラオの自然を楽しむ。
パラオはとにかく海が綺麗で、世界でもトップレベルのダイビングスポットとしても有名です。
美しいサンゴ礁や珍しい熱帯魚たちがあなたを待っていますよ!
もちろん、海だけではありません。
パラオには緑豊かな森林や滝もあります。
バベルダオブ島の北部に位置する「ガラスマオの滝」は必見!
憲法では、自然を守ることが国民の義務とされています。
観光客として訪れた際は、パラオの自然を楽しむと同時に、ゴミを捨てないなどの環境に優しい行動を心がけましょう。
パラオの料理を食べる。
パラオのローカルグルメは外せません。
パラオの料理は、海の幸やココナッツなどの南国の食材を使っています。
また、タロイモやバナナなどの作物はパラオで広く栽培されています。
パラオの料理はシンプルですが、味わい深いものが多いです。
繁華街コロールを歩いているとたくさんのレストランが看板を出しているので、ぜひ地元のパラオ料理を食べてみて下さい!
憲法では、食糧安全保障や農業振興も重視されています。
パラオの料理を食べることで、パラオの農漁業にも貢献できますよ。
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以上、私が考えるパラオのConstitution Dayにすべきことでした。
とにかくパラオは右を見ても左を見ても、人も自然も最高です。
あなたもぜひパラオに来て、この素晴らしい国を全身五感で体験してみてくださいね!
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パラオの憲法記念日(Constitution Day)とは?
パラオのConstitution Dayは、パラオの憲法が制定された日を記念する祝日です。
パラオの憲法は1979年7月9日に採択され、1981年1月1日に施行されました。
そのため、毎年7月9日がConstitution Dayとなっています。
ただし、パラオは16の州からなり、各州にも独自の憲法があります。
そのため各州では、自分たちの憲法が制定された日も祝日としています。
たとえば、2023年には4月15日がAirai State Constitution Dayとなっています。
これはアイライ州独自の記念日ですね。
ちなみにアイライ州には、海外からの観光客も最初に降り立つパラオ国際空港があります。
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パラオの憲法について
パラオの憲法について深掘りしてみましょう。
パラオの憲法は、パラオ共和国の最高法規として1981年に施行されたものです。
パラオの憲法はパラオの歴史、文化、伝統、自然環境を尊重し、人権、民主主義、法の支配を保障する内容になっていますね。
パラオの憲法はパラオ語と英語で書かれており、両者は同じ権威を持ちますが、矛盾があった場合は英語版が優先されます。
平和意識が強いパラオには非核条項がある
パラオの憲法には、世界的にも珍しい非核条項がありますね。
これは、第13条第6項で規定されており、以下のようになっています。
> この共和国の領域内で戦争に使用すると意図した核兵器、化学兵器、あるいは生物兵器等の有害物質の使用、実験、貯蔵あるいは廃棄は禁止される。この共和国の領域内で原子力発電所及びその廃棄物を使用することも禁止される。この条項に関する例外は全住民の4分の3以上の承認を得た場合に限られる。
この非核条項は、パラオ人が自然と平和を愛する精神を反映したものであり、パラオがアメリカと結んだ自由連合協定(コンパクト)においても重要な役割を果たしました。
コンパクトでは、アメリカがパラオの防衛責任を負う代わりに、パラオがアメリカ軍の基地や施設を受け入れることが定められましたが、非核条項によってアメリカ軍が核兵器やその他の有害物質を持ち込むことはできませんでした。
このためコンパクトは何度も住民投票にかけられましたが、非核条項を変更するために必要な4分の3以上の賛成票が得られなかったために成立しませんでした。
最終的には、アメリカが非核条項を尊重することを明記した修正案が1993年に承認され、コンパクトが発効しました。
パラオには日本語が公用語の島もある
また前述の通り、パラオには16の州があり、それぞれに独自の憲法があります。
各州憲法では言語に関する規定も異なりますね。
たとえば、アンガウル州憲法では日本語も公用語として定められています。
これは日本統治時代の影響や、アンガウル人と日本人との深い交流などが理由として考えられます。
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What is Constitution Day?
Constitution Day in Palau is a public holiday commemorating the day the Palauan Constitution was enacted.
The Palauan Constitution was adopted on 9 July 1979 and came into force on 1 January 1981.
Therefore, 9 July is Constitution Day each year.
However, Palau is made up of 16 states and each state also has its own constitution.
Therefore, each state also observes the day their constitution was enacted as a public holiday.
For example, in 2023, 15 April will be Airai State Constitution Day.
What to do on Constitution Day in Palau
9 July is Constitution Day, a public holiday in the beautiful island nation of Palau.
In Japanese, it is Constitution Day.
The Palauan Constitution was enacted in 1981 and upholds high values of democracy and environmental protection.
What should you do on Constitution Day in Palau?
I would like to share some ideas with you.
- Learn about Palau’s history and culture
Palau has a long-standing tradition and language. The Constitution also reflects Palau’s identity. Get a feel for Palau’s roots by visiting Palauan museums and libraries and listening to the stories of your ancestors. - Enjoy Palau’s natural beauty
Palau is one of the best diving destinations in the world. Beautiful coral reefs and fish await you. Of course, it’s not just about the sea. Palau also has lush forests and waterfalls. According to the Constitution, it is the duty of the people to protect nature. As well as enjoying Palau’s natural beauty, make sure you behave in an environmentally friendly way, for example by not throwing rubbish away. - Eat Palauan cuisine
Palauan cuisine is made from tropical ingredients such as seafood and coconuts. Crops such as taro and bananas are also grown. Palauan cuisine is simple but full of flavour. The constitution also emphasises food security and agricultural promotion. By eating Palauan food, you can also contribute to Palau’s agriculture and fisheries.
These are the things I think should be done on Constitution Day in Palau.
About the Constitution of Palau
The Constitution of Palau was enacted in 1981 as the supreme law of the Republic of Palau.
The Palauan Constitution respects Palau’s history, culture, traditions and natural environment and guarantees human rights, democracy and the rule of law.
The Palauan Constitution is written in Palauan and English and both have the same authority, although the English version prevails in the event of any inconsistency.
The Palauan Constitution has a non-nuclear clause, which is unique in the world. This is provided for in Article 13, paragraph 6, which states.
The use, testing, storage or disposal of harmful materials such as nuclear, chemical or biological weapons intended for use in warfare on the territory of this Republic is prohibited. The use of nuclear power plants and their waste on the territory of this Republic is also prohibited. Exceptions to this clause may only be made with the approval of three-quarters of the total population.
This non-nuclear clause reflects the nature and peace-loving spirit of the Palauan people and played an important role in the Compact of Free Association Palau signed with the USA.
The Compact provided that Palau would host US military bases and facilities in return for the US assuming responsibility for Palau’s defence, but the non-nuclear clause did not allow US forces to bring in nuclear weapons or other harmful materials.
For this reason, the compact was put to referendum several times, but failed to pass because it did not receive the three-quarters majority required to change the non-nuclear clause.
Ultimately, an amendment stating that the US would respect the non-nuclear clause was approved in 1993 and the Compact entered into force.
Palau also has 16 states, each with its own constitution.
Each state constitution also has different provisions on language.
For example, the Angaur State Constitution also stipulates Japanese as an official language.
This can be attributed to the influence of the Japanese colonial period and the deep interaction between the Angaur people and the Japanese.
I encourage you to come to Palau and experience this wonderful country some day. See you soon!
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最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事があなたのお役に立ちましたら幸いです。
ではノシ