もしハチワレが猫の日にパラオのペリリュー島に旅立ったら
いつものように討伐や草むしりに勤しんでいたハチワレは、ふと古い地図を見つけた。
それは、パラオのペリリュー島という場所を示していた。
「とっても海がきれいな、遠い遠い南の島…ってコト!?
行きたい!」
旅立ちの日
2月22日、猫の日。
ハチワレは出発前に、お友達のちいかわと一緒に猫カフェを訪れた。
「わぁ…猫型のパンケーキ…肉球マカロン…」
まるで共食いのような罪悪感と戦いながら、おいしい猫スイーツを堪能し、ハチワレは同じ猫の仲間たちとのんびりとした時間を過ごした。
ふわふわのクッションに囲まれ、甘いものを食べる幸せ。
これが平和な日常なんだと、ハチワレはかみしめた。
「なんとかなれ~!」
なんとなく満たされた気持ちで、ハチワレは速攻でパラオへと旅立った。
洞窟暮らしの者として
ハチワレは普段、小さな洞窟で暮らしている。
討伐や草むしりで得た報酬で、ささやかだけれど自分らしい生活を送っている。
洞窟の中は意外と快適で、雨風をしのげるし、静かで落ち着く。
「洞窟に住んでた人たち、ペリリュー島にいたってコト!?」
そんな好奇心から、ハチワレはパラオへ向かった。
ペリリュー島で出会ったもの
島に着いたハチワレは、かつて日本の兵隊さんたちが暮らしていた洞窟を訪れた。
80年以上前、この島では日本軍とアメリカ軍の激しい戦いがあり、多くの兵隊さんたちがこの洞窟で生活し、命を落とした。
洞窟の中は、ハチワレの住処とは比べものにならないほど過酷な環境だったことがうかがえる。
壁には当時の生活の痕跡が残っていた。
「こんなに大変だった…ってコト」
ハチワレの小さな胸に、何かがこみ上げてきた。
「泣いちゃった…」
自分の洞窟暮らしとは全く違う。
あの時代、この場所で、「なんとかなれ」と願いながら必死に生きた人たちがいた。
でも、なんとかならなかった現実があった。
パラオの猫たちとの出会い
洞窟見学の後、ハチワレは島を散策していると、何匹かの猫たちに出会った。
「にゃー」
「にゃにゃ!」
パラオの猫たちはとても人懐っこく、ハチワレに近づいてきた。
言葉は通じなくても、猫同士の不思議な絆がある。
一緒に日向ぼっこをしたり、じゃれあったり。
「ここの猫たちも、仲間…ってコト!?」
南国の温かい日差しの中、猫たちとふれあう時間は、ハチワレにとって特別なものになった。
国や場所が違っても、猫は猫。穏やかに生きていける世界があることの幸せを、改めて感じた。
平和の大切さを知る
ペリリュー島の日本人ガイドさんは、ハチワレに優しく語りかけた。
「この島では今、かつての敵味方関係なく、みんなで平和を守る活動をしているんだよ。戦争の記憶を語り継ぎ、二度と同じ悲しみを繰り返さないために」
「それが、平和を守るってコト」
それは、SDGsの目標16「平和と公正をすべての人に」そのものだった。
ハチワレは、自分の小さな草むしりの仕事も、誰かの暮らしを少しでも良くするための大切な仕事なんだと気づいた。
平和な世界だからこそ、こうして小さな仕事で生計を立てられる。
「なんとかなれ」と思えば、本当になんとかなる世界。
猫カフェで好きな猫スイーツを楽しむこともできる。
持続可能な暮らしのヒント
島の人々は、限られた資源を大切に使い、自然と共生しながら暮らしていた。
これはSDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」や目標14「海の豊かさを守ろう」につながる生き方だ。
ハチワレも洞窟暮らしで学んだことがある。
必要以上に物を持たないこと、自然の恵みに感謝すること、小さな幸せを大切にすること。
「みんな、同じ…ってコト!?」
帰り道に思うこと
ペリリュー島を後にするハチワレの手には、島で拾った小さな貝殻があった。
そして、パラオの猫たちとの思い出が心に残っていた。
「平和って、当たり前じゃないんだ…」
自分の小さな洞窟に帰ったら、もっと丁寧に草むしりをしよう。
もっと優しく、誰かの役に立とう。
ちっぽけな自分にも、きっとできることがある。
そして、また猫の日には猫カフェに行こう。
平和だからこそ味わえる、そんな小さな幸せを大切にしながら。
「なんとかなれ…じゃなくて、なんとかする…ってコト!?」
平和を守るのも、持続可能な社会を作るのも、誰かがやってくれるのを待つんじゃない。
小さくても、自分にできることをする。
そう思いながら、ハチワレは夕焼けの空を見上げた。
「また泣いちゃった…でも、いい涙…ってコト」
この物語が伝えたいこと
- 平和な日常は当たり前ではないこと
- 小さな仕事も、平和な社会を支える大切な役割があること
- 歴史から学び、未来につなげることの大切さ
- 持続可能な暮らしは、シンプルで心豊かな生き方につながること
- 国境を越えたつながりと、小さな幸せを大切にすること
- 「なんとかなれ」と願うだけでなく、自分にできることから始めること
ハチワレのような小さな存在でも、平和と持続可能な社会を作る立派なメンバーなのです。
「なんとかなれ…じゃなくて、なんとかする!」
♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰⋱✮⋰⋱
Summary
This narrative follows Hachiware, a modest cave-dwelling creature who earns his livelihood through humble endeavours such as weeding and extermination work. On Cat Day, the 22nd of February, he treats himself to a visit to a cat café, where he savours delightful cat-themed confections before embarking upon an extraordinary journey to Peleliu Island in Palau.
Upon arriving at this historically significant location, Hachiware encounters the wartime caves where Japanese soldiers once sheltered during the fierce Battle of Peleliu over eighty years ago. The stark contrast between his comfortable cave dwelling and the harsh conditions endured by those who came before him proves profoundly moving. The experience brings tears to his eyes as he comprehends the immense hardship they faced.
During his sojourn on the island, Hachiware befriends local felines, discovering that despite geographical and cultural boundaries, there exists a universal bond amongst cats. This encounter reinforces his understanding that peace transcends borders and species alike.
Through conversations with island guides, he learns that Peleliu has transformed into a place where former adversaries now collaborate to preserve peace and honour the memory of those who perished. This exemplifies SDG Goal 16: Peace, Justice, and Strong Institutions. The island’s inhabitants demonstrate sustainable living practices, carefully stewarding limited resources whilst maintaining harmony with nature—principles aligned with SDG Goals 12 and 14.
Hachiware returns home with a small seashell and a transformed perspective. He recognises that his modest weeding work contributes meaningfully to society, and that peace is not merely a passive hope expressed through his catchphrase “Nantoka nare” (somehow it will work out), but rather requires active participation. He resolves to approach his work with greater diligence and compassion, understanding that even the smallest actions contribute to building a peaceful and sustainable world.
This tale gently reminds us that peace ought not to be taken for granted, that historical memory serves as our guide towards a better future, and that each individual—regardless of how insignificant they may feel—plays a vital role in fostering a sustainable and just society.
♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰⋱✮⋰⋱
もしハチワレが猫の日に猫カフェに行った後パラオのペリリュー島に旅立ったら、という妄想ブログでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。






