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消えゆく夢洲、残すべき未来
2025年10月13日23時。「EXPO 2025 バーチャル万博 ~空飛ぶ夢洲~」のサーバーが終了。大阪・関西万博の閉幕とともに、あの空間は二度とアクセスできない記憶になる。
そう言われています。
でも、ちょっと待ってください。
本当にこれでいいのでしょうか?
Perhaps it is foolish to become so attached to something that exists only in digital space. Yet when I learned the Virtual EXPO would close on October 13th, I felt a curious sadness.
The flying Yumeshima—surely it need not vanish simply because the physical exhibition has ended? There must be ways to preserve it.
なぜバーチャル空間まで終わらせる必要があるのか
リアルの万博が終わるのは、非常に残念ながら、決定していると言われています(号泣)。
会場の撤去、設備の返却、土地の原状回復など。
物理的な制約がある以上、期間限定は避けられません。
でも、バーチャルは違います。
サーバーさえ動かしておけば、世界中の人が時差を気にせず、交通費をかけず、いつでも「夢洲」を訪れることができます。
なのに、なぜリアルと一緒に消してしまうのでしょうか?
公式の説明では「リアル万博との連動性」「運営コスト」「契約上の制限」「期間限定の特別感」といった理由が挙げられています。
確かに理解できる部分もあります。
でも、これらは本当に「終了するしかない」理由なのでしょうか。
Why Must the Virtual Space Be Terminated as Well?
The closure of the physical exposition is, naturally, inevitable. Dismantling the venue, returning equipment, restoring the land to its original state—given such physical constraints, a finite duration is unavoidable.
Yet the virtual realm operates under different principles.
Provided the servers remain operational, individuals across the globe might visit Yumeshima at their convenience, unencumbered by time differences or travel expenses. Why, then, must it be extinguished alongside its physical counterpart?
The official explanation cites “synchronisation with the physical event,” “operational costs,” “contractual limitations,” and “the allure of temporal exclusivity.” Whilst these considerations are not without merit, one might reasonably question whether they truly constitute insurmountable grounds for termination.
バーチャル万博が終わってはいけない理由
文化遺産としての価値
万博は、その時代の技術と思想を結晶化した文化遺産です。
1970年の大阪万博の太陽の塔が今も残っているように、2025年の万博も何らかの形で後世に残すべきではないでしょうか。
バーチャル空間なら、物理的な劣化なしに、当時の体験をそのまま保存できます!
教育資源としての可能性
未来の子どもたちが、社会科や総合学習で「2025年の万博」を学ぶとき、テキストや写真だけでなく、実際にバーチャル空間を歩き回れたらどうでしょう。
それは生きた教材になります。
歴史を「体験」として伝えられる貴重な機会を、私たちは捨ててしまっていいのでしょうか。
行けなかった人たちへの配慮
仕事、健康、経済的理由、遠方に住んでいるなど、様々な事情でリアル万博に行けなかった人は多くいます。
バーチャル万博はそういった人たちの「セカンドチャンス」だったはずです。
それを半年で終わらせてしまうのは、せっかくの可能性を摘み取ることにならないでしょうか。
国際交流の継続的なプラットフォーム
万博は各国のパビリオンが集まる、貴重な国際交流の場です。
これをバーチャル空間で常設化すれば、恒久的な国際文化交流センターになります。
言語の壁を越えた対話、異文化理解の促進。
そんな理想をバーチャル空間なら容易に実現できます。
テクノロジーの実験場としての意義
メタバース、VR、AIガイド。バーチャル万博には最新技術が詰まっていました。
これを終わらせるのではなく、継続的に進化させる実験場として残せば、日本の技術力を世界に示し続けることができます。
バーチャル万博を半永久的に楽しむための提案
では、どうすればバーチャル万博を残せるのでしょうか。
具体的なアイデアを考えてみました。
アーカイブモードでの保存
すべての機能を維持する必要はありません。
リアルタイムイベントやライブ配信は終了しても、「歩いて見て回れる空間」としてアーカイブ化することができます。
運営コストを大幅に削減しながら、文化遺産として保存できます。
実現方法:
- イベント機能やチャット機能を停止し、閲覧専用モードに変更
- サーバー負荷を最小限に抑えた軽量版として再構築
- 国立国会図書館や文化庁などとの連携で、公的アーカイブとして保管
オープンソース化とコミュニティ運営
バーチャル万博のデータとプラットフォームをオープンソース化し、有志のコミュニティに運営を委ねることができます。
ボランティアベースで維持費を分担すれば、公式が手を引いた後も存続できます。
実現方法:
- 3Dモデルやアプリケーションコードをオープンソースライセンスで公開
- クラウドファンディングやスポンサーで運営費を調達
- ユーザーコミュニティによる自主管理体制の構築
教育機関への無償提供
大学や研究機関、学校などに教育目的での利用権を無償提供します。
研究や授業での活用を促進することで、社会的価値を維持しながらコストを分散できます。
実現方法:
- 教育機関向けの特別ライセンスプログラムを創設
- VR教材としてのパッケージ化
- 学術研究用データセットとしての公開
サブスクリプション型の常設施設化
一部の機能を有料化し、持続可能なビジネスモデルに転換します。
年額1000円程度のサブスクで、バーチャル万博を「いつでも訪れられるテーマパーク」として運営。
実現方法:
- 基本閲覧は無料、詳細コンテンツや特別機能は有料に設定
- 企業パビリオンのスポンサー継続で収益確保
- 定期的な新コンテンツ追加でリピーター獲得
メタバースプラットフォームへの移植
既存の大手メタバースプラットフォーム(VRChat、Roblox、Fortniteなど)に万博の世界を再現します。
これらのプラットフォームは独自のインフラを持っているため、運営コストを抑えられます。
実現方法:
- 主要なパビリオンやランドマークをメタバースワールドとして再構築
- ユーザー生成コンテンツ(UGC)として一般公開
- プラットフォームの既存ユーザーベースを活用した新規訪問者の獲得
私たちができること
「公式が終了する」と言っているのだから仕方ない、と諦める必要はありません。
声を上げ、行動すれば、流れは変えられます。
今すぐできるアクション:
- SNSで「#バーチャル万博を残そう」のハッシュタグで意見を発信
- 公式への要望フォームから継続を希望する声を届ける
- オンライン署名活動に参加・拡散する
- 地元議員や文化庁に文化遺産としての保存を陳情する
- 自分でバーチャル空間を記録・スクリーンショット保存し、非公式アーカイブを作る
未来は消さない、創り続ける
万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」でした。
その未来は、2025年10月13日で終わるのではなく、そこから始まるべきではないでしょうか。
バーチャル万博は、単なる「リアル万博の補完」ではありません。
時間と空間を超えて、世代を超えて、人々をつなぐ新しい文化基盤になり得ます。
技術的にも、経済的にも、社会的にも、残す方法はあります。
必要なのは、「残す価値がある」という共通認識と、それを実現しようとする意志だけです。
10月13日のサーバー停止まで、残された時間は少なくなっています。
でも、まだ遅くありません。
空飛ぶ夢洲を、永遠の夢にしましょう。
Summary
The Virtual EXPO 2025 is scheduled to close on 13th October, alongside the physical event. However, this decision warrants reconsideration. Virtual spaces transcend physical limitations, offering enduring value as cultural heritage, educational resources, and platforms for international exchange.
Practical solutions exist: archival preservation, open-source community management, educational partnerships, subscription-based models, and migration to established metaverse platforms. These approaches balance sustainability with accessibility.
The exposition’s theme—’Designing Future Society for Our Lives’—should not conclude with server shutdown. Rather, it ought to mark the beginning of something perpetual. Technical feasibility and economic viability are not barriers; what is required is collective recognition of value and the resolve to act upon it.
The flying Yumeshima need not remain merely a fleeting dream.
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