2025年、世は戦後80年を迎えました。
今回のブログは、今こそカズオ・イシグロさんの小説「遠い山なみの光」を読んだり聴いたりしてみよう!という記事です。
カテゴリー的にはKazuo Ishiguro、耳読書となります。
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耳で聴く読書の時代へ
昔は「本を読む」といえば紙の書籍でした。
今は電子書籍、そして 耳で聴く「Audible(オーディブル)」 という新しい選択肢も加わっています。
仕事や家事の合間、通勤時間、夜寝る前に目を閉じて。
耳から小説の世界に没頭できるなんて、本当に贅沢な時代です。
その中でもおすすめしたいのが――
カズオ・イシグロさんのデビュー長編『遠い山なみの光(A Pale View of Hills)』 です。
カズオ・イシグロのデビュー作
『遠い山なみの光』は1982年に出版された作品で、イシグロさんが国際的に知られるきっかけとなりました。
映画化された『日の名残り』や『わたしを離さないで』でも有名なノーベル文学賞作家ですが、原点ともいえるのがこの一冊です。
あらすじを簡単に:
- 英国に住む悦子は、娘の死をきっかけに過去を回想する
- 戦後の長崎で出会った母娘との交流
- 幻影のように現れる不気味な描写、そして微かな希望
戦争の傷跡、母娘の関係、人の心に潜む影。
イシグロ作品らしい 静かな不安感と、淡い光 が描かれています。
意外なことに、英国で書かれた
舞台は戦後の長崎ですが、実はこの小説は 日本ではなく英国で書かれた 作品です。
イシグロさんは5歳で日本を離れ、その後はずっとイギリスで育ちました。
学生時代、片田舎の下宿の屋根裏部屋で『遠い山なみの光』を書き上げたそうです。
当時はインターネットなど全くない時代。
祖父から送られてくる日本の雑誌や漫画だけを頼りに、長崎の記憶と想像力を織り交ぜて、ここまでのリアリティを描き出したのです。
「日本人の心」と「英国人の感性」を併せ持つイシグロさんだからこそ生まれた、唯一無二の文学作品と言えるでしょう。
Audibleで聴くと、もっと深く味わえる
『遠い山なみの光』をAudibleで聴くと、活字で読むのとはまた違う体験ができます。
- 臨場感:登場人物の声や情景が耳から広がる
- スキマ時間を活用:通勤や家事の合間にも読書ができる
- 難しい表現もすっと入る:文学作品は音で聴くと理解が深まる
特にイシグロ作品は「間」や「余韻」が大切。朗読で聴くことで、そのニュアンスがより鮮明に伝わります。
戦後長崎を描いた文学と平和への祈り
物語の背景には、1945年8月9日の長崎原爆があります。
たった一発で街が消え、数え切れない命が失われました。
イシグロさんは幼少期までしか日本にいなかったにもかかわらず、英国から長崎の戦後を描き出しました。
それは、国境を越えて「平和を願う心」を私たちに伝えてくれているのだと思います。
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つまり「リスクゼロ」で始められるんです。
私も最初は「本を耳で聴くなんて集中できるのかな?」と思いましたが、意外と自然に頭に入ってきて驚きました。
特に文学作品の朗読は、ナレーターの声の抑揚で感情が鮮やかに伝わってきます。
まとめ ― 耳から始めるイシグロ作品
紙で読むのももちろん素晴らしいですが、Audibleなら 手を使わずに、時間を選ばずに、文学を味わえる。
イシグロ作品の繊細な余韻を、耳で体験してみませんか?
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余談
「希望」は煌めく光でなくてもいい。
ただ、「志」は常に大きく、気高く持っていたい。
たとえ微かな希望でも、高尚な志があれば、
この先に待ち受けるどんな困難も、
きっと乗り越えていける!そう信じています。
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くむろぐを最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事があなたのお役に立ちましたら幸いです!
ではノシ
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