今回のブログは、TOEICリーディングパートの最初の関門パート5で狙われる文法、仮定法現在です。
ややこしい構文も、TOEICテスト900点超えを目指すにあたっては避けられません。
少なくともTOEICパート5で満点を目指すなら、小さなことからコツコツとやるしかないですよね!
仮定法現在。何か分かりにくい名前だなぁ
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仮定法現在って?
仮定法現在とは、頭の中で思い描いている理想を表現する言い回しです。
提案、要求、命令などを表す動詞に続くthat節では、時制や人称に関わらず、動詞(V)が必ず原型になる「仮定法現在」という決まりごとがあります。
⇩
<提案、要求、命令> that S V
仮定法現在=Subjunctive Present(SP)
なぜ原型動詞になるのか?
もともとの形が ~ that S should V で、理想を述べるイメージの助動詞shouldが隠されたもので、イギリスではshouldを省略しないケースもあるみたいですね。
まだ実現していないことに対して、けっこう強めに言いたいときに使われる構文ということになります。
色んな例を見てみましょう。
⇩すべての動詞に、「~すべき」という含みがあることが汲みとれます。
提案系
propose
recommend
suggest
要求系
advise
ask
demand
insist
prefer
require
request
urge
命令系
command
order
mandate
決意系
decide
determine
レストランやカフェで相手がお財布を出して払おうとしてくれたら、こちらもすかさず払う強い意思をみせつつも、最終的には「OK. If you insist.」といって甘えましょう!(?)
さらに・・・
It is ~で始まる構文も、that節内の動詞が原型になる形容詞がけっこうあります。
It is 形容詞
【必要・重要・妥当の形容詞】
advisable
appropriate
desirable
essential
necessary
crucial
indispensable
imperative
important
vital
compulsory 強制、必須
urgent 急
fair
fitting
impossible
(まだまだあります!)
【下記など、適用外の状況もあります】
suggest
※示唆する の意味のときは適用外
insist
※主張する の意味のときは適用外
例題:Example
①提案系
It is ——- that customers purchase snow tires in November as stock is often quite limited by early December.
②要求系
Pitelon has ——- that sales representatives return their customers’ telephone calls immediately and without fail.
③命令系
A new city regulation ——- that all smoke detectors in the housing complex be inspected at least once a year.
【仮定法現在のレアな慣用表現】使用頻度:低
lest S (should) V原形「SがVするといけないから/SがVしないように」
Jonathan spent whole days in his room, wearing headphones lest he disturb anyone.
私の知る限り、TOEIC界隈では見かけません。
in caseや、for fear thatなどのほうが一般的な表現です。
こたえあわせ一例
①recommended ②requested ③mandates
おわりに
仮定法現在(SP)はパート5以外にも他のどこかしらのパートに、しれっと登場することがあります。
今回の知識があれば、あせることなく、気持ちにゆとりが生まれてスコアアップにつながりますね。
仮定法現在はさすがにパート1には登場しないと思うけど、リーディングパートでは比較的狙われやすいと英文法かと思います。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事があなたのお役に立ちましたら幸いです。
ではノシ